こんにちは!むにむにパパです!
奥さんがご懐妊されたパパさんは新しい家族が増える喜びと同時に、これからちゃんと家族を養っていけるのか、自分の時間って本当になくなるんじゃないか、と不安に思っている方も多いかと思います。
そんな時に出てくる話題として、「男性育休ってどうなの?」というのが頭によぎると思います。
なんとなく興味はあるけど、会社での評価が気になったり、収入が減るのが怖かったり、なかなか一歩踏み出せない気持ち、すごくよくわかります。僕もそうでした。
でも、結論から言います。育休、取って本当によかった!
この記事では、僕が実際に3ヶ月の育休を取って感じたメリット・デメリットを正直にお伝えします。育休取得を迷っているあなたの背中を少しでも押せたら嬉しいです。
日本の男性育休取得率、実はまだこんなもの
まず、日本の男性育休の現状を見てみましょう。
厚生労働省の「令和4年度雇用均等基本調査」によると、育児休業取得率は17.13%。前年の13.97%から少し上がってはいますが、まだまだ低いのが現状です。
2022年10月から「産後パパ育休(出生時育児休業)」という新しい制度も始まり、取得しやすい環境は整いつつあります。それでも、僕たちの周りではまだまだ「珍しい」ことかもしれませんね。
育休取得をためらう男性たちのホンネ
育休を迷う男性たちが抱えている悩みは、僕が実際に周りの友人に聞いてみたところ、だいたい以下の3つに集約されました。
1:仕事への影響が心配で、育休取得のイメージが湧かない
育休を取得することにどんなメリットがあるのか、そもそも必要なのか、まだ取得率が低い現状では具体的なイメージが湧きにくいですよね。「もし休んだら、今の仕事に悪い影響が出てしまうんじゃないか」「キャリアが遅れてしまうのでは?」と、仕事と育児の両立に対する不安が大きいようです。
2:育児のスキルがなく、「自分が役に立てるか」がわからない
「育児は母親がするもの」という昔ながらの考えが、まだまだ根強いと感じる人もいるかもしれません。急に休みをとっても、自分に何ができるのか、妻の邪魔になってしまわないか……。そう考えてしまうと、育休に一歩踏み出すのを躊躇してしまうのも無理はありません。
3位:収入が減るのが不安
家族を養う責任を考えると、収入が減るのは正直なところ大きな痛手です。育児休業給付金があることは知っていても、「具体的にどのくらいもらえるんだろう?」「貯金はどれくらい必要?」など、具体的な数字が見えないことで、漠然とした不安を感じている人も多いようです。
育休を取るべきです!僕が3ヶ月取得してわかったこと
僕は実際に3ヶ月の育休を取りました。最初はかなり勇気がいりましたが、結果は大正解でした。
特に、新生児期から生後3ヶ月までの成長を間近で見られたのは、何にも代えがたい宝物です。
奥さんも「一人じゃない」と安心している様子でしたし、何より夫婦で一緒に子育てに向き合えたことが、その後の関係にも良い影響を与えていると感じています。
男性が育休を取るメリット
育休を取ることで、僕が感じたメリットはたくさんあります。特に大きな4つを紹介しますね。
1. 体調が不安定な奥さんをしっかりサポートできる
出産直後のお母さんの体は、交通事故にあったのと同じくらいのダメージを受けていると言われるほどデリケートです。悪露や貧血、体力の回復、母乳のトラブルなど、一人では抱えきれない問題がたくさんあります。
育休中、僕は食事の準備や洗濯、掃除といった家事を担当し、奥さんがゆっくり休める時間を作りました。奥さんの体調が安定することで、赤ちゃんのお世話にも余裕が生まれます。
2. 夜泣き対策を夫婦で協力できる
新生児期の一番の試練といえば、夜泣き。3時間おきに起こされて、寝不足でフラフラになります。
育休中は、僕が奥さんの代わりにミルクをあげたり、オムツを替えたり、抱っこであやしたり。夫婦で交代しながら乗り越えることで、精神的にも肉体的にも負担がかなり減ります。一人で抱え込まず、「チーム」として子育てできるのは本当に心強いです。
3. 子育てのノウハウが身につく
育児は、ゲームと同じで、知識と経験が大事です。
オムツの替え方、ミルクのあげ方、赤ちゃんの抱っこの仕方、お風呂の入れ方。これらを妻に教わって初めてやるのと、育休中に毎日やって慣れるのとでは、全く違います。
僕も育休を取る前は「抱っこ紐ってどうやって使うの?」レベルでしたが、今ではお風呂も寝かしつけも完璧です!
最初はお風呂に入れるのに慌てすぎてパニックになって、奥さんや母親に「なんでこんなこともできないの!」と怒られたことがありましたが、今では「お、うまいじゃん!」と褒められることも増えました。(笑)
育児に受け身にならず、積極的に参加できることで、夫婦喧嘩も減り、家族の絆も深まります。
4. 仕事から離れて収入をもらいながら子育てできる
育休期間中は、育児休業給付金が支給されます。
最初の半年間は「休業開始時賃金日額」の67%、それ以降は50%が受け取れます。この給付金は非課税なので、所得税も雇用保険料もかかりません。社会保険料も免除されるため、手取り額で見ると、実は思ったほど減りません。
仕事のプレッシャーから解放され、子育てに専念できる貴重な時間。これは、お金には代えられない経験です。
育休のデメリットも正直に伝える
いいことばかりではないので、デメリットもしっかりお伝えしておきます。
1. 収入はやはり減る
育児休業給付金が出るからといって、給料と同じ額がもらえるわけではありません。
特に、残業代や手当が多い方は、手取りがかなり減ることを覚悟しておく必要があります。育休に入る前に、ある程度の貯金をしておくか、家計を見直しておくことが大切です。
2. 仕事のノウハウは一時的に遅れる
当然ですが、育休中は仕事から離れるため、同期が新しいプロジェクトに参加したり、スキルアップしていく中で、自分だけが少し取り残されたような気持ちになるかもしれません。
でも、安心してください。育休期間中に得た「子育て力」や「マネジメント力」は、仕事にも必ず活きてきます。
育休後の自分は、以前よりはるかに成長しているはずです。遅れを取り戻す覚悟と、学ぶ意欲があれば、必ず乗り越えられます。これはもう、頑張るしかない!
まとめ:育休は人生の長期的な「投資」
育休は、単なる「休み」ではありません。
奥さんの体をサポートし、新しい家族との絆を築き、自分自身も親として成長できる最高のチャンスです。
特に、奥さんの産後の体調は、何よりも優先して考えるべきこと。そこをサポートできるのは、旦那さんであるあなたしかいません。育休を取ることで、奥さんの負担を大きく減らし、その後の円満な家庭を築く土台を作ることができます。
ただし、期間が長すぎると、生涯収入への影響も無視できません。会社の制度や、ご自身のキャリアプラン、貯金と相談しながら、最適な期間を決めるのがいいでしょう。
まずは、奥さんと「どれくらい育休を取ろうか」と話し合ってみることから始めてみませんか?

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